【後編①】「Bug Fablesの作者だけど質問ある?」開発秘話 の続きです。
注意事項については、以下の【前編】の記事の序文でご確認ください。
【前編】「Bug Fablesの作者だけど質問ある?」ゲームについて
中編は以下からご確認ください。
【中編】「Bug Fablesの作者だけど質問ある?」今後の展開について
※ネタバレに注意してください。クリアしてからの方が楽しめます。
①Genowについて:バグフェに関する好き嫌い
Q.開発チームの中で、三匹組のうちはっきりとしたお気に入りのキャラはいますか? 彼らの個性や関係性を作るのはどのような感じでしたか?
A.お気に入りはいません! 彼らは一つの生き物のようなものです! 彼らの友情や掛け合いを書くことは、Bug Fablesに取り組んでいる間で最も楽しいことでした。彼らは文字通り、自分自身を描いているのです。
Q.あえて言うなら、書いていて最もワクワクするお気に入りのキャラクターは誰ですか?
A.リーフのストーリーを書くのが大好きでした。それは、自分にとってやってのけられるとは思ってもいなかったことです。
A.リーフ~。私はいつだってそのポーカーフェイスな皮肉※が大好きです。
※the deadpan snark。「the deadpan snarker」には、他ジャンルでは進撃のリヴァイやハルヒのキョンが該当するそうです。
※類似の質問は他に一件あり、「Genow自身を除いて」という条件が追加されていましたが、回答はほぼ同様でした。
A.お気に入りのチャプターはチャプター2です、のんびりしている日常の章が本当に大好きなので。日常をやりすぎて、ちょっと長引かせてしまったかもしれません…
A.私には選べないですね。自分のジョークを笑うようなものですから! ですが、私はメインキャラの「たのみ」の話を書くのが本当に楽しかったです。姉妹の仲直りや、ゾンビの研究所を描き切ること…正直な話、自分にそれが出来るかどうかは不安でした。
Q.デザイン的に、構築・制作する上で一番好きなステージは何でしたか? また、どれが一番好きになれませんでしたか!?
A.自分自身のゲームで一番好きではないところを言うというのは変な話ですが、はるかなそうげんだったと答えます! 完全なダンジョンを入れることができなかったので、プレイヤーはそのエリアをあまり覚えていないのではと感じました… お気に入りはヘビのあぎと上部でした。サイドクエストのダンジョンでありながら、いかに内容の濃いものにできたかということを我ながら嬉しく思っています。ボスの曲もお気に入りです。
A.おうごんの丘がスゴく好きです!
A.一番好きなボスはゾンビモス。次点でゲンシゾウオムシ! くちはてしもの達を描くのが一番楽しかったのですが、それ以外ではどろぼうがお気に入りです!
A.一番好きなかんさつカードはしゅうりロボです、ディスコードサーバーをめちゃくちゃにしたので(笑)
Q.Bug Fablesのチャレンジラン※に対するあなたのスタンスはどうでしたか?
※縛りプレイやRTA(スピードラン)を含む、挑戦的なゲームの遊び方だと思います。
A.チャレンジランは素晴らしい! 人々がさらに多くの方法でチャレンジランを行えるように、コードを追加しました。
② Genowについて:バグフェ以外のゲームのこと
A.RPGと格闘ゲームが一番好きです!
A.Hey Cooly、それは私にとって大きな意味があります。自分史上最も好きなものの1つのそばに置いてもらえるなんてスゴイことです!
私は本当にあらゆるRPGからインスピレーションを得ました。お気に入りのジャンルですからね。ファイアーエムブレム、真・女神転生、テイルズなどが本当に好きなんです。あらゆるものが少しずつ入っています。 また、私は執筆するときに人生や個人的な逸話を参考にしたりもしているので、多くの人に会ってなるべく会話をするよう心がけています。
Q.ファイアーエムブレムシリーズの中で、シナリオ的にもゲーム的にも一番好きなゲームは何ですか?
A.テリウスサーガが大好きです。違った雰囲気を持っていますよね? ですが、全体的にはどの作品も好きです。
Q.Bug Fablesを作るきっかけとなった他のゲームは何ですか?(明らかなもの以外で笑)
A.個人的にプレイしてきたすべてのRPGにインスパイアされました! このジャンルが大好きです。
Q.最近のペーパーマリオの方向性についてどう思われますか? (スーパーシール、カラースプラッシュ、オリガミキング)
A.直近では、オリガミキングはかなり面白かったと思います! 任天堂が今世代で別のペパマリをやるのか、それとも次世代機まで待つつもりなのか興味がありますね。
Q.一番好きなペーパーマリオの仲間は誰ですか? 今ある6作品の中からなら誰でも可です。
A.ビビアンが大好きです、彼女※は彼女のチャプターの後でさえ、かの陰謀の一部のように感じられるからです!
※ビビアンは日本語版だと男の子ですが、北米版だと女の子だそうです。
Q.プレイ・実況してもらうためにあなたが手掛けた、他のゲームをオススメするとしたら、それは何でしょうか?
A.他に手がけたゲームで発売されたのは、「Robin(Chronic Fatigue Syndrome)」※というゲームだけです。それは無料で、15分ほどで終わるのですが… 😛
※https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=769640644
③Genowについて:その他
Q.あなたやゲームテスター達は、チャプター2が終わるまでにウツボカズランを倒したことはありますか? どのような戦略をとったのでしょうか?
A.個人的にはやっていないのですが、Marがやったのは知っています! 私はチャプター5の間に戻ってきて、ヤツにアイスレインを降らせるのが好きなんです 😛
Q.商業的に成功したゲームを手にした今の生活はどうですか? ご友人やご家族はどのように感じていますか?
A.ゲーム開発はリスクの高いビジネスですから、家族や友人に喜んでもらい、不安を和らげられたことを嬉しく思っています。反響のおかげで、このパンデミックの渦中に愛する人達をより惜しげもなく援助することができたので、常にそのことへの感謝を忘れないようにします。
A.ゲームが発売された当時は、DesertPogonaやTieTuesdayといったものを沢山観ました! しかし時が経つにつれ、私は他のことに集中するようになり、やたらとさまようのはやめました。
Q.タンジェリンやその他のフルーツっぽいムシに関する物はいくつ持っていますか?
A.リア友が作ってくれた、額に入れたタンジェリンのファンアートや、タンジェリンのぬいぐるみを持っています。
Q.あなたとMarがフルーツっぽいムシだったとしたら、あなたはどのフルーツになりますか? あるいはMarの一番好きなフルーツは何ですか。ご友人にも訊いてみてください
A.Marには訊けないのですが、私はぶどうになりそうな気がします。私の名字はGracia Perezなので、GraPeっぽいですよね?
A.私。運ゲーの神がMarに微笑むことはありません。
Q.Marが狂気に陥り、セリスの絵文字を好むようになったのを見てどう思いましたか?
A.sadchewwy ※翻訳不能
A.本当にそう思います。パナマでは誰もが感謝祭をお祝いするわけではありませんが、実際私達は感謝祭のためレバノン料理を食べました。
④ゲーム開発者を目指す人々へのメッセージ
Q.私は現在高校に通っているのですが、新人のためのヒントはありますか?
A.スタートを切るには絶好のタイミングですね。何もかも一人でやらなきゃならないように感じるかもしれませんが、そうじゃないんです! 自分の得意なことを見つけて、とことん極めましょう。それから、あなたの夢の基本的なバージョンを作ってみて、一緒に働いてアイデアを出し合える誰かを探してみてください!
自分の作品を他人の批判にさらすことはとても怖いことですが、それなくしてゲームを作ることは出来ません。 健闘を祈ります、あなたが最終的に何を作りあげるか見てみたいですね!
Q.ゲーム開発を足がかりにしようとしている、ゲーム開発者志望の人にどのようなアドバイスをしますか?
私からのゲーム開発者へのアドバイスは、とにかく思い切って行動することです! ゲームというのはとても難しく、日々小さな一歩を踏み出さなければ、いつまでも不可能に思えてしまうものです。新しい言語を学ぶようなもので、流暢に話せるようになるには何年もかかりますが、今日から始めなければならないのです!
(また、よく寝て、健康には気をつけてください<3)
A.私は個人的に、プレイしてきたすべてのRPGからインスピレーションを受けました! 私はこのジャンルをとても愛しています。 私からのアドバイスは、今すぐ始めて、一歩ずつ進もう! 勤勉さはやる気に勝る! けれども最も大切なことは、あなたの作品を共有すること。一人きりで開発しないように! それから、健康にも十分気をつけよう!
応援してくださりありがとうございます!
これにてAMA俺訳シリーズは完結となります。そして、以下はただの余談です。
中編から後編の投稿までに4ヶ月もの間が空いてしまったのは、年末に始まり2月末に終わった、時間的な余裕がまるでない私生活に理由がありました。それから時が経ち、いざ後編の作業に取り掛かったときは、作業量の多さに挫折しそうになりました。翻訳もさることながら、質問をカテゴリごとに分類する作業も結構時間がかかりました。
ですが、定期的な記事へのアクセスや、たまたま視界に入った好意的な反応が支えになりました。有り難いことです。
それにしても。英語が分からなくても、GoogleやDeepLといった翻訳サイト、辞書サイトや解説サイトを頼りまくるだけで、ここまで内容が理解出来る時代になったんですね。なんだか視野が広がった気がします。あと、間違いなく以前より英語は読めるようになりました。結局翻訳サイトにかけないとイマイチ理解は出来ないんですけど…。
自分が若い頃は翻訳サイトというものはまだまだ発展途上で、難解なまでに不自然な日本語が返ってくるので、結局意味がわからないなんてことは日常茶飯事でした。それを逆手に取って「再翻訳」という遊びが流行ったりもしましたね。現代で同様の遊びをしようとすると、マイナーな言語を5種類くらいチョイスして順番に翻訳にかけていくくらいのことをしないと文章が滅茶苦茶になってくれないらしいです。
話が逸れてしまいましたが、5月28日の一周年記念日の前に投稿できてよかったです。それではまた。